スタグフレーション stagflation
通常は物価上昇(インフレ)と景気後退は二律背反の関係にあり同時に進行することはないとされてきた。フィリップ曲線による実証的データではこの背反関係は明確であったが、1970年代のオイルショック後に景気後退とインフレが同時に進行する経済現象に直面し、インフレーションとstagnation(景気停滞)の合成語としてスタグフレーションと呼ばれるようになった。
スタグフレーションは失業率が高まり、賃金が低下する中で物価上昇が発生し、貨幣や預貯金の価値が低下するため生活が苦しくなる。2008年、サブプライムローン問題を起点にアメリカ景気が悪くなる一方、原油価格が100ドルを突破しインフレ圧力が強くなりつつある。さらにインド、ブラジル、中国などBRICs諸国、新興国の原油、鉄鉱、石炭などの地下資源、トウモロコシ、大豆、小麦などの食料、飼料の需要が旺盛になり、世界全体での商品価格が上昇している。
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